中学受験(2018)→中学生活

2018年2月の中学受験・合格を経て、国立大附属中の様子と子育ての記録を書いていきます。

模試(学校別&合格力判定サピックスオープン)&学校説明会(渋谷渋谷)

サピックスの公開模試で午前中は"学校別"、午後は"合格力判定"の付き添いで渋谷教育学園渋谷中学高等学校に行きました。

SAPIX小学部 | 学校別サピックスオープン|公開模試

SAPIX小学部 | 合格力判定サピックスオープン|公開模試

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写真の手前は渋谷駅方面、奥は表参道方面。左奥はキャットストリートにつながります。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校

 

子どもたちが受験している間に渋渋の学校説明会もあったのでメモ。

  • 教育目標

学校が大事にしていることは「自調自考」で、その字の通り、自ら調べ自ら考える力を養うことに注力。

教育目標 | 渋谷教育学園渋谷中学高等学校

  •  校則

基本的にはルールはなく、持ち物にも制限がない。(20年前は渋谷の環境上、茶髪とピアスは禁止にしていた)

スマホが普及し、LINEのグループをめぐるトラブルは毎年発生しているが、トラブルが発生したからといって何か(スマホSNS等)を禁止にはしない。理由は、生徒がなぜダメなのかを考えなくなるため。ではトラブルはどうなっているかというと、その都度対応している。

  • 施設・生徒・教員

敷地、施設が狭いため1学年約200名で、2017年度の高1の人数が多いことから200名以上にはできない。

2018年度の中1(現在小6)は40人×5クラスになる(施設のキャパの問題?)。2019年度は6クラスに戻す予定。クラス替えは毎年行っている。生徒の通学時間は平均で50~60分。

男女比率は2017年度の中1だけ男子が多い。渋渋は強い女子が多く、中学の段階では男子は押されがち。高校になると男子の成長が目立ち、女子と対等かそれ以上の関係になる。
教員は1クラスにつき2人(担任、副担任)

  • 部活

兼部可能。野球やサッカーのグラウンドは外部施設を借りている。運動部は弱い方だが、小学校からやっているスポーツがあれば即戦力として活躍できる場があるともいえる。

  • 受験(第一志望 or 併願、科目)

受験日は2/1(第1回)、2/2(第2回)、2/5(第3回)。東大合格生が増えた影響で2016年度(今の中2)から受験生が激増し、入試レベル(偏差値)が上がった。
男子は2/1開成、2/2渋渋、2/3筑駒が多く、開成を受験した生徒が2/2に受験するので2/1が狙い目。
女子は第一志望が渋渋という子が多く(共学、制服で選ぶ子が多い)、2/1と2/2の2日連続で受験することになる。昔は2/1に合格する子が多かったが、今は2/1、2/2の難易度は変わらない。
2/5は定員23名のため倍率が高いが、60名近くを合格としている。

帰国生は原則、海外在住2年間、帰国後2年以内だが、実際は在住1.5年、小学入学後に帰国で受け入れている(要相談)。

男女の人数調整のため、男子と女子で合格最低点が異なる(単純に点数で合格者を決定すると圧倒的に女子が多くなってしまう)。
受験科目では、男女ともに算数、次に国語で差がつく。解ける問題から解き、答えに至らなくても途中の解法も得点になるため、とにかく書くこと。字が汚くても複数の先生で解読し、なるべく得点になるようにしている。

  • 特待生(30名/年、対象者は毎年見直し)

特待生入学でその後継続できるのは1割程度。逆にいえば特待生で入学しなくても中2から特待生を狙える。

特待生制度:入学金・施設拡充費および授業料相当額の奨学金が1年間給付される制度があります。その後も規定内の成績であれば継続可能です。

よくある質問 | 渋谷教育学園渋谷中学高等学校

塾は中学ではできるだけ通わないように伝えている。高1から塾に行き始める子もいるが、高1で2割、高3で6~7割程度で、週1-3回の生徒が多いようだ。鉄緑会に通っている生徒もいるが、大変そうに見える。

  • 進学

海外大学入学者が増えている。プリンストン大、スタンフォード大に合格した生徒はどちらも東大に合格し、1人はプリンストン大に、もう1人はスタンフォード大ではなく東大に入学した。
海外大学進学にあたり、柳井正財団から4名が奨学金(7万ドル/年×4年)をもらうことになった。(渋幕で2名、渋渋で2名で枠をもらっている。開成は3名。)

柳井正財団HP:海外大学進学を目指す方へ – HLAB
海外大学に合格者は2017年は7名(中1から英語を始めて海外大学に行ったのは1名)。